カンボジア留学中です。
喜怒哀楽の激しい自分ですが、カンボジアで
体験したことを素直に書こうと思います。
Don't stop, just go forward little by little

2008年5月13日火曜日

お茶をください មីង សំុតែ។

ある日シェムリアップの町中で、ドライバーのおじさんとわたしはヌンパンパテーを食べていました。

固めのフランスパン、味がこいめのヌンパンの具、さらにつけあわせのなますで、どんどん喉が乾いてきました。
いつもだったらテーブルの上にやかんかポットがおいてあって、その中に不思議な味がするお茶が用意されています。
でもその日はありませんでした。
いつもだったらそんなに気にしないのに、その日だけはどうしてもお茶がほしくて、お店のおばさんに頼みました。

「おばさん、のどがかわきました。お茶くれませんか。」
おばさんはけげんそうな顔をしました。
横にいたお姉さんもよくわからない、という顔をしてます。
わたしはもう一度言いました。
「おばさん、お茶頂戴。」
「なに?」
「だから、お茶だってば。」
「ちょっとおじさん、この子なんって言ってるのよ。」
横にいたおじさんにおばさんが聞きます。
「俺っちにもわかんねえなあ。」(想像。おじさんはポイペトに長くいたせいか、発音がちょっと違う気がする)


次にわたしは、何かを飲むジェスチャーを行いました。
おばさんが言いました。
「あーわかった、わかった。」

ジェスチャーは万国共通ですね。
おばさんはコップに水をいれてもってきてくれました。
おじさんもよかったな、という顔をしています。
でも、その日のわたしはとても強情でした。
「なんで自分の言いたいことが伝わらないんだろう???」と悶々しながら、
「違うよ、おばさん。わたしはお茶がほしいんだよ。」
と言いました。

その後10分くらい(心の中では30分くらい)わたしは、その場にいるひとたちにお茶がほしいと言い続けました。
言葉をちょっとずつ変えながら。
中国の飲み物とか、お茶を入れる動作をしてみたり。
でも相変わらず通じずに、時間だけがただただ無情にすぎていきました。
次第に面倒になってきました。
そして「もうあきらめよう。お茶飲めなくてもいい。」と思いながら、最後に疲れ果てて重苦しく「お茶」という言葉を言ったとき、相手の顔がわかったぞ!という表情に変わりました。
みんな、なんだ、それを言いたかったの、という顔をしています。
「なによ、お姉さん、お茶 がほしかったの。」
そういいながら、おばさんが炊事場に消え、やがて据え置きのぬるいお茶じゃなくて熱々のおいしいお茶がわたしの座るテーブルに出されたのです。



さて、もったいぶりました。
なぜ通じなかったのでしょう。
それはご想像通りに、わたしがクメール語の発音を正確にマスターできていなかったことが原因だったのです。
正直に言いますと、クメール語を正式に勉強していたとき、子音の発音の練習をそれほどまじめに行いませんでした。
先生に注意されても、そのときはそれほどその違いを意識ができませんでした。
そして、なんと、そのツケが5年後に巡ってきました!!!!(@@)
おおげさだけれど危うく美味しいお茶を飲めないところでした。


わたしには、なんでもかんでもはっきりと発音する癖があります。
日本語では全く問題をかんじたことはなかったのですが、外国語で話をする際デメリットがある場合があります。
このときもわたしは「お茶」をはっきりと喉をあけて気合いを入れて発音していました。
発音のさい、息がもれていました。ថ
しかしながら全然通じずやる気をすっかりなくしたときの「お茶」は通じました。
発音のさい、息がもれていませんでした。ត




最後におばさんは言いました。
「なんだ、お姉さん、あんたずっとថៃ タイ(=Thailand)って言ってたわよ。わかんないわー。」
今度はこちらがびっくりさせられる番でした。



ត ថ 
恥ずかしい体験です。
今は昔よりももうちょっと発音に注意できるようになりました。
「お茶」の発音も今は大丈夫かな?
カンボジアの人にはありえないこと、信じられないことかもしれないけど、こんなことがありました。
情けなくて今も忘れられません。
最近はそういう極端なこともちょっとは減った気がするのですが(多分)、今度子音表を勉強しなおすつもりです。
どなたか声のお手伝いをしていただければ幸いです(^^;)

例文をつくってみた。
ថែមទឹកតែអំពីថៃ។(タイからのお茶をつぎたして)
(変な文だけれどもし使えたらうれしい)



3 件のコメント:

LIMEI さんのコメント...

やる気のないちょっと舌ったらず気味のトーですよね?私は一番最初のチョーで何度も違うと言われて半泣きでしたが、その発音の仕方を見つけたときはすごく嬉しかったです。でも単語になるとなかなか意識できないです。

Unknown さんのコメント...

面白いですね。
外国語って難しいと思います。僕も似たような体験があります。
東京で日本語を1年間勉強したあと、熊本の高専に編入しましたが、自分は日本語を喋るつもりなのに日本人学生のみんながわかってもらえませんでした。
同じ留学生であるS君がいつも僕の日本語を日本人の日本語に訳してくれました。
なれるしかないですね。言語って発音がある上にイントネーションもありますので、たくさん話さないと使えませんね。話しましょう!

そぴあ សូភាព さんのコメント...

>limeiさん
そうそう、やる気のなさ、がポイントですよね(笑)
のどがつまるのがいい効果をだすのでしょうね。
発音表、苦しいですよね。
途中からなかだるみします。。。
単語だとものすごく適当になってしまいます。
最近ようやく発音の大事さがわかってきましたー。
いろいろ失敗して身にしみます〜。

>pisethさん
どうもですー。
直接お声は聞いたことないですが、神様のように日本語に長けているように思える、pisethさんさえそんな時代があったのですね。
進歩がすごいです。
クメールの人にとって日本語は発音しやすいんじゃないかな、と思っていたので意外でした☆
話すことはやはり上達を大きく助けますね。